カネミ油症被害者救済の署名にご協力下さい
カネミ油症事件は1968年、カネミ倉庫(北九州市)が製造していた食用油「カネミライスオイル」(米ぬか油)の製造工程でPCBが混入したことにより発生しました。PCBとそれに含まれていたダイオキシン類などの有害化学物質が混入した「油」を食したことによって生じた大規模食品中毒(公害)事件です。
PCB・ダイオキシンという未知の有害化学物質を食した被害者たちは、当初の予想と異なり、41年が経過した今もなお、当初以上に深刻で重い症状に苦しんでいます。しかし、カネミ油症被害者には公的な支援措置はまったくありません。
どうか、ダイオキシン被害に苦しむカネミ油症被害者を救済するため、この署名活動にご協力をいただきますようお願い申し上げます。
お手数ですが、用紙は各自でプリントアウトいただくか、京都府保険医協会事務局まで必要枚数をお知らせ下さい。追って郵送させていただきます。
また集約は京都府保険医協会で行っています。1筆でも結構です、お集めいただいた署名用紙は原本を協会事務局までお送り下さい。第一次集約は3月末、最終集約は4月末です。
~ 被害者の請願に込めた思い ~
私たちは、41年前PCBやダイオキシン類を直接食べた「カネミ油症被害者」です。
41年前、母親たちはカネミ倉庫製の食用油にPCBやダイオキシン類が混入しているとも知らず、元気に育て、大きくなれと魚のから揚げやドーナツなどをせっせと作ってくれました。
しばらくして、平穏に暮らしていた家族に、めまいや吐き気、腹痛や発熱、塩素にきび、大量の目やに、痺れ、痙攣などの症状が表れ始めました。その後、髪が大量に抜ける、歯が抜ける、骨の変形、関節の痛み、内臓疾患や神経障害、癌の多発や婦人科疾患など症状は全身に及び、働くことも通学することも困難になりました。重症の被害者は認定さえされないまま、次々に命を落として行きました。さらに「黒い赤ちゃん」の出産、流産、異常出産など胎児への影響も続きました。
現在でもこれらの症状は続いており、寝たきり、長期入院、手術の繰り返しなどで、経済的にも追い込まれています。今なおPCBとダイオキシン類の毒が私たちの体をかく乱し、重い疾病を引き起こしているのです。
また、一緒に汚染油を食べた家族が法的根拠もない認定基準によって認定・未認定に分けられ、加害企業に医療費さえ求めることもできないでいる現実はあまりにもひどすぎます。
私たちは子や孫への差別や偏見を恐れて、被害を語らずにきました。しかし、それでは何の解決にもなりませんでした。子や孫にだけは、同じ苦しみを味わわせたくありません。そのためにはこの病を解明し、国によって治療法を開発してもらう必要があります。だからこそ、今、私たちは勇気を振り絞って、立ち上がる決意をしました。
皆様、どうか、ダイオキシン被害に苦しむカネミ油症被害者を救済するため、この署名活動にご協力をいただきますよう伏してお願い申し上げます。
カネミ油症事件について
カネミ油症事件は1968年、カネミ倉庫(北九州市)が製造していた食用油「カネミライスオイル」(米ぬか油)の製造工程でPCBが混入したことにより発生しました。PCBとそれに含まれていたダイオキシン類などの有害化学物質が混入した「油」を食したことによって生じた大規模食品中毒(公害)事件です。
当初保健所に届け出た人は約14,000名でしたが、九州大学に設置された油症研究班によって、食中毒事件の扱いとしては極めて異例な「診断基準」がつくられ、認定者数は1,800名ほどにしかなりませんでした。
しかし、今も被害者たちは、認定・未認定を問わず、様々な症状により苦しめられています。
PCB・ダイオキシンという未知の有害化学物質を食した被害者たちは、当初の予想と異なり、41年が経過した今もなお、当初以上に深刻で重い症状に苦しんでいます。しかし、カネミ油症被害者には公的な支援措置はまったくありません。国は、昨年(2008年)認定被害者の健康実態調査を行いましたが、今こそ未認定者(2世、3世)を含む全被害者の健康調査を実施し、被害者に医療費の公的負担や、健康管理手当などの支給を含む救済を実施することが求められています。
それが、人類史上初めて有害合成化学物質を食し、甚大な被害を受けた国民に対する国の責任です。
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