
保険証1枚でいつでもどこでもだれでも必要な医療を受けられるはずだった日本の医療制度がいま危機に瀕しています。あるところで元厚生省の官僚が「今後は皆保険は維持するが、皆医療はできない」と言ったといいますが、確かに国民はあらゆる場面で医療から遠ざけられようとしています。
たとえば国民健康保険では加入世帯の2割近くが保険料(税)を払えず、約26万世帯が保険証を取り上げられています。また、欧米には例のない外来3割という患者負担で受診を我慢する患者さんが増え、治療中断で亡くなられた事例も報告されています。高齢者の方では、窓口負担の定額限度額制が廃止され、それにかわって導入された「高額医療費制度」が、手続きの方法が知らされていなかったり煩雑だったりすることから、京都でも02年10月の制度開始以来の半年分で、分かっているだけで約2億円が手続きされないままになっています(03年10月の厚労省調査)。
これらを解決しないまま、06年には国会で医療保険制度を介護保険のような地域で保険料や医療費を決める制度に変えようという法案が審議される予定になっています。
私たちは、今ある医療制度の問題点や国民の実情を明らかにし、また、より良い医療制度にするには、地域の自治体や国は何をしなければならないかを探るべく、全7回の連続フォーラムを開催しています。そして、そこで確認された医療や介護、社会保障制度の改善に向けた私たちの要求をまとめ、国や自治体に訴えて運動していくための「医療制度改善を求める1万人府民の会」を立ち上げることにしました。この会にはこれまでのフォーラム活動に参加された方々を中心に3333人の方、京都府保険医協会会員2643人、京都府歯科保険医協会会員715人、の合計6691人が参加しています(2004年9月26日現在)。
この会の趣旨に賛同する京都府民の皆さんの積極的なご参加をお待ちしています。
入会は、入会申込書を投函していただくかメールで送信いただくだけで結構です。
(入会により会費等を徴収されたり、何らかの義務が生じたりすることはありませんが、会が主催する集まりをご案内させて戴いたり、国や自治体に対する署名活動にご協力をお願いすることがありますので、ご了解下さい)

「1万人の会」募金口座
■郵便振替 01000-1-19770 京都府保険医協会
■京都銀行本店 普通4091099 京都府保険医協会「医療制度改善を求める1万人府民の会」理事長 木村敏之 |
|